液タブ

2016年9月19日

かなり遅れてしまいましたが、液タブのレポ。
購入したのはWacom Cintiq 12WX。
intuos3テクノロジーが使われている12インチ液晶タブレットです。
これの他にintuos4が使われている21UXってのもあります。
生産数が限られているので現在国内では入手困難ですが。
Wacom Cintiq紹介ページ
とりあえず単純に使い勝手。
思った以上に描きやすい
いくら液タブといっても、液晶画面とは数ミリ隙間があるので
アナログで描いてるような感覚ではありませんが
それでもやはり画面に描いているというのは大きい。
ずっとアナログでやってきた人には液タブでも違和感は感じるかもしれませんが
普通のペンタブレットを使うよりは断然マシです。
PC性能によってペイントツールに描く時のタイムラグが出るので
そこはアナログでは絶対有り得ない現象ですが。
反応も全然問題はありませんが、これは上記の通りPC性能次第なので
一概に全部の環境で大丈夫! とは言えません。
性能によってラグが出るようなら
なまじ画面に直接描く為にラグが気になり
ペンタブレットより使いにくく感じるかも知れません。
intuosシリーズを使った事ある人なら分かってる便利なサイドボタンも実装してて
もちろんドライバツールで割当は可能。
intuos3同様、スライドセンサーは反応良すぎて勝手に拡大縮小したりしますが。
重量も非力な友達が一つの絵を描き終わるまで問題なかったので
あまり気にならない程度かも。
メリットというか良いと思ったところはこれくらい。
悪い所。説明するまでもないので箇条書き。
●液晶下部のインバータ内蔵部分、熱くなり過ぎ
●解像度が今時ではあまりに低すぎる(1280×800)
●視野角は広いのに、色の発色が悪すぎる。一部の色に粒状感を感じる。
●モニタ自体の取り回しをしやすくする為の一括ケーブルが太すぎて取り回しし辛い
●上記の一括ケーブルの接続先のボックスが邪魔。でかすぎる。
こんな所。特にケーブルの取りまわしの悪さは異常。
何でこんなに曲がりにくいケーブルにしてしまったのか。
解像度も12インチで贅沢は言えないが、せめて縦1000ドット以上は欲しかった。
ペイントツールのツールパレットが全部収まらない。
文句があるなら21UX買えって話だけど、買えるなら買ってる。
在庫が無いのがいけないのだ。
発色、これは液タブとしては致命的。
原色系はまだしも、例えば人の肌の色とかの
細かなグラデがかなり粒状感が出てる。同時発色数が足りないんだろうか。
拘る場合は、この液タブでは線画だけにした方がいいかも。
3desktop101011.jpg
現在の様子。
もちろん液タブも一つのモニタとして認識されるので
(モニタオフにしてただのタブレットとしても使えるけど)
マルチモニタ以上が使える環境じゃないと
液晶タブレット単体だけでデスクトップも使う羽目に。
ウチではRADEON HD5xx0シリーズより
DP接続を使ってトリプルモニタが出来るようになったので
HD5850を使っているからナナオの22インチワイドDisplayPort搭載機を購入して
ナナオFlexScan S2000 – DVI接続
ナナオFlesScan SX2262W – DisplayPort接続
Wacom Cintiq 12WX – DVI接続
の構成でトリプルモニタになっています。
てっきりDVI、DVI、HDMIで3モニタが出来るんだと思ってたら
これらの構成の場合だと1つ排他利用になるのはぐぐるまで知らなかった。
同じHD5000シリーズでもベンダー側が特殊な仕様にしない限り
最低1つ以上Display Port接続が無いとトリプル以上が出来ないらしい。
あくまで1枚のビデオカードだけの話だけどね。
2枚以上カード挿せばこの問題は関係ないです。
 
因みにどうでもいいけど
モニタの配置をこうしてしまったので
dispconf101013.png
マウスカーソルが液タブの方にいってるとしばしば見失うw
いやー、横3台にするとカーソル移動が大変なので・・・。