新生L520を弄ってみた

2016年7月31日パソコンやハードのことL520, RO, Sandy Bridge, SSD, ベンチマーク

前回フルHD化は完了しましたが、新SSDやハイブリッドHDDを使ってないので
それらを少し弄ってみることに。
現在の構成はこちら。

CPU : Intel®Core™ i5-2520M@2.5GHz
MEM : DDR3-12800 4GBx2(8GB)
Chipset : Mobile Intel®HM65Express
GPU : Intel®HD Graphics3000
SSD : Crucial M4 CT064M4SSD3 mSATA 64GB
HDD : TOSHIBA MQ01ABF050H SATA3 500GB
OS : Microsoft® Windows7 Professional x64

SSDが変わったのでエクスペリエンスインデックスも再測定…
と言うかOS入れなおしだから元々再測定だが。
xpindex150102
前回のSamsung SSD840の時はこっち↓
L520XPI140731
いや、mSATAは元々SATA2.0の性能しか無いらしく、SATA3.0接続であるSamsungのSSD840より
確実に遅くなるからディスクのデータ転送速度のスコアが落ちるのは仕方が無いと思ったけど、
Windows Aeroのデスクトップパフォーマンスは何故下がったし
そしてAeroのパフォーマンスは落ちながらゲームグラフィックパフォーマンスは何故上がった…
CPU変えてないんだから内蔵GPUも変わってないんだぞ…。

気を取り直して、次はSSDとHDDの性能をベンチマーク。
まずはmSATAであるCrucial M4を測定。起動ドライブなので若干性能低下はするが、それはSamsungSSDの時も同じ。
m4ssd150102
大体SATA2.0の性能の頭打ち付近。書き込みは大体SSD840辺りとそう大差がないから問題なし。
読み込みはOS起動だけなら十分な性能。
mSATAのSATA3.0はNUCが出た頃から対応らしいので、mSATAで読み書き450MB/sとかは
2世代後くらいのノートPC買わないと無理っぽいね。
お次は個人的に気になったハイブリッドHDDのベンチマーク。
普通の2.5インチより800円くらい高い性能は如何程なのか。
HybridHDD150102
あれ…?2.5インチどころか3.5インチと比較してもやたら早くね?
とは言え最近の高速モデル3.5インチは買ってないから自分が買ってた黒キャビ1TBくらいからの比較だが。
書き込みはまぁ仕方が無いかってレベルだけども、512Kランダム書き込みとか4KランダムとかHDDじゃありえない数値が出てる。
本来のHDDの場合だと4Kランダムとかが弱くて0.8とかいったスコアなんだが、SSD並の数値が出てる。
流石にNCQとかSSDの機能は無いだろうから4KQD32の値はSSDに比べてかなり落ち込んでいますが
512Kや4Kといった値はWindows動作に影響してくる細かいファイルの書き込みなので
これらは体感向上に貢献してくれるはず。
ウチ、SSDにOS入れてるからあんまり関係ないけど
数百円の差でおそらく体感速度が上がる事考えると、
2.5インチHDDで2.5インチSATAポートが1つしか無いノートPCではハイブリッドHDDは有りじゃないかと思う。
SSD程ではないにしろ、容量と体感速度を両立したい場合はかなり貢献してくれるはず。
もちろんSSD512GBとか買える人なら別ですが。
…っていうか、そもそもSSD512GB買える人なら2.5インチ2つ付けられるようなハイエンドノート買うわな。
最後はCrystalmark。これも全て測り直し。
crystalmark150102
前回のがこっち↓
L520CM150107
総合スコアが下がった。HDDはわかるが何故か整数演算(ALU)がものっそい下がってる。
計測時に省電力機能が発動してクロックが下がったとしか思えん。
その時に測り直せば良かったんだけど、全ベンチ測り直しって時間かかって面倒なんだよな。
まぁSSDが変わっただけだからぶっちゃけ全体的にはそう変わってないって感じだけども。
そんな訳でL520のカスタマイズはこれにて終了。
こいつにはもし何らかのパワーアップをするとしても、せいぜい

■メモリを8GB2枚買って16GBにする
■CPUを積み替えてi7化する

くらいしかもうやれることがない。

前者はノートPCで16GBって使い道がないから却下だし、i7化はL520の設計冷却性能ではおそらく安定するか微妙だし
そんな危ない橋を渡りつつも性能が10%程度のアップなので費用対効果が悪すぎる。
QM化でクアッドコア化では更に冷却性能上がらないと無理なので、CPUファン性能があげられる手段が無い限りは実現不可能と思われる。
そもそもi7のQMシリーズは単体購入で新型ノートPCの中古がヘタしたら買えるので
旧世代ノートパワーアップの費用としては微妙過ぎる…。
上記の理由によりこいつのパワーアップはこの辺りがベストバランスである。
今以上お金かけたらL520をジャンクで見つけてT520並にするという最初のコンセプトから外れてしまう。
既にSSDを2つ買ってる上にハイブリッドHDDまで買ってるというのはこの際置いとこう……。
因みに現在かかった費用は¥66,950也。
中古フルHDのT520と比べたら1万円くらいは安いはず。
T520の外部GPUがあるやつ(nVIDIAのやつ)には勝てませんが、内蔵GPUのみのT520にはコスパで大勝利。
液晶光沢だけど
最後に、この状態でROをプレイしてみた。
ro150107
プロンテラ南十字の露店通りは流石にカクついたがそれ以外は大体45fps付近かなぁといった感じ。
メインマシンがそもそもRO特化で構成されててほとんど60fps出てるから
全体的にちょいカクカクに感じたけど、一番酷い時代のRadeonHD4850時代くらいかなってトコ。
地力が違うから狩場に出て色んなエフェクトが出たらHD4850にすら負けるんだろうけど
1440×900の解像度で、更に内蔵GPUって考えたら十分じゃないかなぁと。
最終的にこいつで出先でテザリングでRO出来たら最終目標は達成。
液晶届いたのが遅くて年末の年越しテザリングROが実現できなかった……。