HDD

2016年9月19日

ブラザーさんからHDDについて携帯メールがきていたのだが
とりあえず、前回エントリーのコメント返信にも書いたんだけど
処分に困っているHDDはMaxtor製7V250F0という型番で
容量は250GB、SATA2のキャッシュ16MBの3.5インチハードディスク。
だけどこのMaxtorのHDDの中で
型番が6Vxxxと7VxxxラインアップのF0シリーズは
HDDのうらっかわにあるHDDコントローラーチップが発熱しすぎて
チップがHDDを見失うという致命的な欠陥があります。
7V250F0.jpg
まぁ画像にもあるように、ウチの余ってるHDDは7V250のF0シリーズなので
ピンポイントでこの欠陥HDDなわけですな。
この型番の地雷っぷりを知らずに3個も買った私はあふぉだと思うが
当時はnForceチップセットと相性が悪く、正常に容量を扱えないというバグが
メジャーであり、それを改善するためのファームウェアが出ているという
情報ばかりが飛び交い、私もファームアップで直ると思っていたのだが
直るのはnForceとの相性バグだけであり、チップ発熱の不具合は
まったく触れられていないという。
具体的にこのコントローラーチップが発熱するとどうなるかと説明すると
HDDを稼働し続けるとチップが発熱しますが
このF0シリーズのチップの発熱は他のシリーズに比べると非常に多く
今も仮取り付けの為足下に転がっていますが、
素足で触るとあちっ!ってなるくらい。
で、発熱の果てにチップが暴走して自身を認識できなくなり
Windows起動しているのに突然HDDがWindows上からいなくなります。
OSの起動ドライブだった場合はそのままWindowsが
メモリに入っているデータ以外を必要とした場合にフリーズします。
運良くWindows起動中には大丈夫だったとしても
再起動とかするとHDDが認識されず、そのまま無かったことにされます。
一度PC電源を落としてから起動すると認識されますが
電源OFF直後だとチップも熱いままなので、どのみちすぐ認識ミスします。
以前サーバーのHDDもこのMaxtorだったので、
帰ってきたらサーバー止まってるって事になってたわけですな。
そして冬場はその頻度が低かったのもチップの発熱のせいですな。
幸いにもサーバーではこの認識ミスのせいで
データが飛んだことは無いのですが、
メインPCでは以前RAID0ストライピングを組んでいたので、
片方が認識ミスるとRAIDのもう片方がデータ書き込み時に不整合になり
両方ともデータが飛ぶという素敵仕様になっていたので
とてもじゃないけど友達に売るってのは怖いですな、こいつら。
HDDクーラーを実装してマメにチップを冷却すれば使えるHDDと思うけど
HDDクーラーが数千円するので、250GB程度のHDDを
新品で買った方が総合的に安いです。今のHDDならクーラーもいらんし。
というわけで、ブラさんには申し訳ないけれど
このHDDは諦めてください。多分満足する結果には成らないと思う。