PC ⇔ PS VITAを Bluetooth で繋ぐ

2016年8月1日パソコンやハードのことBluetooth, PSVITA, Windows

音質はまぁ諦めるとして、以前から初音ミクProject DIVA X収録のryoさん作曲『罪の名前』の
エディットモードでのみ聴けるフルバージョンをパソコンに取り込みたいと思っていたんだけども
VITAから出力できるのはイヤホンジャックしかなくて、パソコン側もそれだとLINE入力するしか無くて
アナログ→アナログでしか録音できないから、いくらVITAのイヤホンジャックはまだ品質よくても所詮アナログなので出力は劣化
更に録音側はSE-200PCI LTDのLINE入力といえどやはりアナログ且つ、取り込み時の音量次第でもいくらでも劣化するので
ある程度納得いく音質での録音は時間かけないと難しそうなので二の足踏んでました。

ゲームに収録されてる楽曲は圧縮されてるから取り込みの音質気にしても仕方がないって言うツッコミは無しだ!
元々圧縮されてるなら更に劣化での録音じゃ目も当てれないでしょ。

という訳で、最初はVITA TVまで考えてたけど、そこまで金かけるならCD待ったほうがいいので
他の方法は無いかと模索した結果、次に挙がった候補はVITAのクレードル。
こいつも結局出力はイヤホンジャックなので、むしろクレードル経由する分劣化するのでパス。

残った手段無いのか思ったら、そいやVITAにはBluetoothついてること思い出して
こいつに音声出力のプロファイルがあれば外部のスピーカーに出力できるわけで、
結果パソコンにどうにか認識させれれば録音できるんじゃねって思いついた。

結果、VITAにはBTヘッドセットプロファイル、外部Bluetoothスピーカーへの出力プロファイルや、
他の機器からのVITA内メディアファイル再生操作用のリモコンプロファイルがある事が分かったので
(他にもキーボード用プロファイル等もあるけど使わないから関係ない)
後はパソコンにBluetoothを実装するだけ。

で、元々ウチにはSkype使用時にワイヤレスでヘッドセットを使いたかったのでUSBのBluetoothアダプタを昔購入しており
その時は実際Skypeで使ってみたらノイズだらけで話しにならなかったので、それ以降全く使ってないBluetoothアダプタを
今回数年ぶりに復活することに。

続きは追記に

持ってたBluetoothアダプタはLogitec LBT-UAN04C2BK


当時そんなに考えてなかったけど、VITAのバージョンよりも全然新しいやつだった。

まずはこのBluetoothアダプタ、ドライバにクセがあって…って言うかこの製品に限らず同じチップを使ってる
iBUFFALOとかエレコムとか他社製品でもCSR Harmonyなる製品群は全部同じ問題引っかかるらしい。
普通にドライバインストールすると
dmanager160527
※ 不要なデバイスは全部編集で消してあり、Bluetoothデバイスのみ列挙してます
デバイスマネージャーの「Bluetoothステレオオーディオ」「Bluetoothリモートコントロールデバイス」とかが
csrbtport_enumerated_device_00」なる謎のデバイス2つになってしまい
同じデバイス名なのでドライバが入らんとかエラー言われてドライバインストール出来ないのだ。

このトラブルに関しては上記の「csrbtport_enumerated_device_00」でぐぐれば解決方法出てくるので
解決方法通りにレジストリの該当ドライバを呼び出すクラスを削除して再起動すれば綺麗にドライバ入るようになるので
上記のデバイスマネージャー通りにBluetooth関連のデバイスが入ればおk。

後はVITA側の操作で「設定」→「周辺機器」→「Bluetooth®機器」からパソコン名を検索して接続し、ペアリングさせます。
登録できると、WindowsのBluetooth機器リストにVITAが並ぶので
psvita160527
この中から接続するプロファイルを選択するわけですが
asdp160527
一覧に列挙されてるのはあくまでこのUSBBluetoothデバイスが使えるプロファイルであり、VITAが使えるプロファイルではないので注意。
って言うか、使えないデバイスは接続しても拒否されるから無視して良い。

この中でA2DP(ソース)ってプロファイルがステレオ音声出力プロファイルなので、こいつに接続してやります。
携帯の画像になってるヘッドセットプロファイル(オーディオゲートウェイ)ってのも一応ヘッドセット向けの音声出力は出来るらしいけども
こいつはヘッドマイクと接続する為のやつなので音質良くない上にモノラルなのでお話になりませぬ。

A2DP(ソース)に接続すると、隣のAVRCPターゲットも勝手に接続されますが
こいつはようは、もしBluetoothの接続先がiPhoneとかだった場合に、パソコン側で音楽再生リストを操作するためのプロファイル。
今回はVITAでしかもこっちが欲しい「」はゲーム中のサウンドなので関係なしと思いきや
AVRCPターゲットに接続すると、操作用ウィンドウがポップアップしてきて、こいつの再生ボタンを押さないと何故かWindowsに音が来ないので
取り敢えずプロファイルに接続したら、VITAの音がWindows上で鳴るまでこいつの再生ボタンを何回も押して下さい。
実際は違ってて押さなくともただ単に再生が遅れてるだけかもしれないけど、
ウチではこいつ押した時にバッファしてた分の音が出てたから多分こいつ押す必要ある。

アダプタが悪いのか、VITAのBluetoothが悪いのかよく分からんけども
VITAからの音がすぐWindows側に反映されることもあれば20~30秒遅れてから音が出たりするけども
こんだけ音が遅延するってどんだけバッファあるんだよ突っ込みたいのは置いといて
遅れる場合は一度VITA側からPCとの接続を切断して、VITAを一度電源落としての再起動やると良いかも。
上手く行けば遅延が1秒以内で追いついてくれるから操作も楽に。

無事にWindows上でVITAの音が鳴ったら後はWindows側でWindows上の鳴ってる音を録音する
リダイレクト録音とかで録音すれば、DIVA Xの楽曲だろうが何だろうが現在VITAで鳴ってる音は全て録音できます。
ウチのONKYO SE-200PCI LTDは設計上の仕様でリダイレクト録音が出来ないので昔っから2ch出力→LINE入力で擬似リダイレクト録音してるので
そのまま録音ソフト(ウチはAudacity使ってる)で録音ボタン押すだけで録音完了。

音を切断する場合はさっきのAVRCPターゲットの時に出てきたポップアップウィンドウを閉じるか
VITA側の設定のBluetooth®機器から切断すればおk。

ウチは多分今後VITAでBluetooth経由で接続することは無いから登録機器消してやりました。

さて、肝心の音質ですが今もblog書きながらずっと今回録音した楽曲全部流していますが
元々VITA上でもVITAのスピーカーから聴いてたのでそれよりは全然マシで、昔のイヤホンジャックみたいな篭った感じはしてません。
一応Bluetoothで飛ばしてるからUSBアダプタまではデジタルってのも大きいかも(USBアダプタからはマザーボードのノイズは乗ります)。

でも「罪の名前」に関してはフルバージョンが6分ある影響なのか圧縮率が高くて
VITA上だとまだ気にならなかった音圧高い時のノイズが特に気になったり。
6分でPVやるからVITAのメモリに楽曲、PVモーション、エフェクト、ポリゴンモデル、テクスチャ、その他UI等載り切るように圧縮したのかねぇ……。

あと、最初気のせいかと思ってたけど、エディットモードの楽曲はゲーム中の楽曲と同じ楽曲聴いても
何故かボーカルとその他音(特にドラム)との音量バランスが違う
終極のメドレー~超絶技巧暴走組曲~をエディットモード楽曲とPV鑑賞からの楽曲(ゲーム中楽曲と同様)どちらも録音して
最後の初音ミクの激唱パートのドラム音量とボーカル音量をAudacity上で聴き比べてたけども明らかに違ってたので多分違う。

確かにエディットモード自体はDIVA Xの追加コンテンツとして別にダウンロードしないといけないモードではあるけども
楽曲コンテンツ自体を変える必要あったんだろうか…。
エディットモード収録の楽曲は全楽曲をフルバージョンで収録してるって言っても音量バランス変える必要ないし
そもそもメドレー楽曲はフルバージョンってのは無いから尚更別の楽曲ファイルとして持つ必要ないのである…。

まぁそもそも今回の記事の主旨もProject DIVA Xのサントラを早く出してくれればこんな事しなくて済むんだけどなぁ……。

2016年8月1日パソコンやハードのことBluetooth, PSVITA, Windows

Posted by メイの人