旧なかのけじゅうたく

リアルのこと放課後ティータイム, 紅茶

ひらがなで書くとあずにゃんの縁の建物みたいですね!

とは全然関係なく昨日、旧中埜家住宅内にある紅茶専門店「T’s CAFE」に行って来ました。


愛知県の知多半島にある半田市内のお店なんですが
元々は中埜半六という人の別荘として明治時代に建てられた建物なんですが
昭和の戦後にその中埜半六さんが設立した学校の校舎としても使われ
戦後から1988年まで使用されていました。
その後に町おこしとして2001年に紅茶専門店として再び使用されるようになった
国の重要文化財としても指定されている洋風の建物です。

ちゃんと書いてあります。

知っている人は知っていると思いますが、この中埜さんは
味ぽんとかで全国的に有名なミツカンの10代目の社長さんでした。

こんなのが明治に建ってたっていうのだからかなり異彩を放っていたんじゃなかろうか。
国会議事堂とかじゃなく、ただの別荘なわけだし・・・。

肝心のお店は

自分はアールグレイが好きなので取り敢えず定番で。

アップルパイセットで戴きました。中のりんご果肉が甘すぎずちょうどいい塩梅でした。
アールグレイはミルクもつけてもらったのですが、
ミルクがあまりにアッサリしすぎてて乳脂肪分の余計な味だけ添付された感じになったので
ミルク無しのストレートで飲んだほうが断然美味しかったです。
知人が頼んだロイヤルミルクティーを少し戴きましたが
こっちはミルクじゃなく生クリームが入ってて
普通のロイヤルミルクティーの味と系統が違っていた感じですが、風味がとても心地よくて無糖で全く美味しく飲める紅茶でした。

どちらにも共通していますが、美味しい紅茶は無糖で十分美味しい!

紅茶を戴いた後は、建物自体の見学が出来るわけですが
2階建てのうち、1Fはカフェですが2Fは昔使われていたままの状態だったので
そのまんまボロッボロの廃墟な感じに…。
外観の柱等も塗装がもう酸化に酸化を重ねている感じでしたし
2Fは床が剥がれまくり、階段踊り場のガラス窓は半分がブルーシート。
階段もクギが目立っているところの補修はガムテープといった感じで
重要文化財とはいえもう少しまともな改修はできなかったのかと思ったり。
昔のまま保存することがいいのかも知れませんが、カフェとして利用される以上は補修が必要な部分は余計に劣化が激しくなると思うので
今後も長く使える・残せるような改修をすべきだと思います。

90年以上の建物なのでちょっと比較とは違いますが、
昭和初期に建てられた豊郷小学校のメンテナンスの良さを見ていたので余計に…。

というわけで、けいおん!ネタの番外みたいな感じで紅茶ネタを挙げてみました。